マーガレットリバーのファーム事情。その1
グレープピッキング編。
マーガレットリバーでファーム探すならまずはエージェントに登録しよう。というのも主な仕事はワイン用のブドウに関する事でエージェントが仕事を斡旋してるのでこの町に何のコネもない人は迷わず登録しましょう。所謂派遣会社みたいなところなので登録料など一切いりません。
町には3つのエージェントがあり、大抵の人はこの3つのどこかに所属してます。稀に個人でワイナリーと契約してる人もいますが狭き門なのでおススメしません。
で、そのエージェントがこの3社
- Vine power
Vinepower & Margaret River Tree Planting & Landcare - Home
- Labor solutions
Labour Solutions - Margaret River Labour Hire - Labour Solutions - Margaret River Labour Hire
- Down to Earth
会社の規模で言ったらVine power>Labor Solutions>Down to Earth ってイメージ。
Vine powerとLabour Solutionsは町の中心部、コールス裏のFearn Avenue沿いにオフィスがあるので徒歩でも行ける場所だけどDown to Earthは町の中心部から少し離れたOwen-Tucker Lane(町の人はindustry areaって呼んでた)にあるので徒歩でも行けない距離ではないけど車か自転車があった方が便利かな。私はVine powerに登録して働いてました。グレープピッキングはだいたい2月半ば〜下旬に始まり4月の終わり頃まで、私が行った時は2月末からシーズンで3月初めにマーガレットリバーに到着した私も次の日から働けてました。
働くまでの簡単な流れ
- エージェントに登録
各オフィスに行き受付の人に登録したいんですけど〜と言えばOK。当然、全部英語です。携帯の番号、パスポート、銀行の口座番号、TFN、年金の口座番号が必須。
- エージェントから連絡
働く日の前日にメッセージが来ます。集合時間とどこのチームで働くかが書いてあります。返信不要。
- 働く
集合時間の五分前にはオフィスに行って自分の名前のチェックとチームの確認。車を持ってない人も相乗りして行くのでこの時に誰の車乗るか分かられます。
主な仕事内容
基本的に歩合制のグレープのピッキングです。ファームに着くと番号が書かれたカードを貰い、その日の仕事内容、注意事項を説明されます。二人一組でピッキングして行き両サイドからひたすらブドウを収穫してはバケツに入れて行きます。バケツが満杯になったら番号が書かれたカードをバケツに入れる。これで自分がどれだけ収穫したかカウントされて給料に反映されます。
間違っても2枚とか3枚を1つのバケツに入れると当然、怒られます。下手したらクビ。
早朝から始まり基本的には午前中で終わります。日によっては2,3時間で仕事が終わるので沢山稼ぎたい人には物足りないかもしれません。他のチームにヘルプに行く事も出来るので沢山働いて稼ぎたい人はスーパーバイザーやオフィスの人に仕事がないか積極的に聞きましょう。
ピッキングの他にも
•ドロッピング(収穫できないブドウの房を切り落とす)
•ネッティング(動物に食べられないようにブドウの木にネットをかけたり取る)
ブドウと全然関係ない仕事もあります。一度じゃがいも畑に連れてかれ、ひたすら雑草を抜く仕事をしました。しかもこれらの仕事、時給制でした。仕事が評価されたり、スーパーバイザーに顔覚えてもらえると良い仕事紹介してもらえたり良いチームに配属されます。頑張りましょう。
よくある質問
ファーム探してる人から聞かれた事をまとめました。
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必要な道具は?
ハサミ‥房を切るのに
手袋‥尖った枝やハサミから手を守る
蛍光色のベスト‥会社名の入ったベストを買います
セーフティーグラス‥ブドウの木が目に刺さるのを防ぐため(正直あまり使わなかった)
帽子‥日中はめちゃ日差しが強いので必須。
これらはエージェントに言えばオフィスで買えます、確か$50くらいでした。
上の写真は観光客向けに見せる場所なので綺麗になってるけど実際はこの倍以上茂って足場も悪いので歩きやすい靴かブーツあると便利。手がブドウ汁まみれなるので手袋の下にビニール手袋してる子もいました。あと、ハエやハチも飛んで来たりすんのでハエよけネットをかける子も。
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ウエイティングはあるのか
各エージェントのホームページやFacebookページでいつからハイシーズンになるか確認しましょう。早く来すぎても仕事がないので。天気が悪いと中止になりますがハイシーズン中はほぼ毎日仕事があります。ただ、それに自分が毎回呼ばれるとは限りません。友達は連絡来てるのに自分だけ連絡がない事も。そんな時はエキストラと言って欠員が出たチームに代理で入ります。朝一でオフィスに行き、エキストラの名簿に名前を書いて待ちます。到着した翌日から働けたのもエキストラで入ったからでした。ただ待つだけじゃなくしっかりスーパーバイザーに仕事欲しいアピールしましょう。
また、成熟具合で待つ事もあります。白ブドウの収穫が終わり赤ブドウの収穫するのに1週間待つ事もあり、その時は2日しか働けずレント割れしました。相手は作物なので仕方ないですね。
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デイオフカウントは?
3つのエージェント全てデイオフカウントありました。
週5日働くと7日働いた事になります。
※2年前なのでもし変わってたらすいません
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ペイスリップもらえる?
当然あります。どの会社も給料は週払いなので毎週エージェントから手渡しやメールで来ます。大事に保管しておきましょう。3社とも税金や年金もきちんと払うの会社なのでセカンド申請時に追加書類求められても問題なしです
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稼げる?
正直ブドウは稼げません。働く時間が短いのと、ブドウの単価も10kgで$1.8〜3.8とバラバラで週に$300〜500くらい稼いでいたと思います。良いレートのところで働ければ良いですが上手くは行きませんでした。時給制のチームに入れたらラッキーですがそうでなかったら午後や夜は仕事もないので掛け持ちの仕事見つけるのもアリですね。レストラン、ホテルがあるのでホスピタリティジョブならチャンスは沢山あります。
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仕事はキツイ?
早起きしたり、重いバケツ抱えたりとそれなりのキツさはあるけど色んなファームを渡り歩いた人たちに言わせるとグレープピッキングはめちゃくちゃ楽だそうです。
ファームで一攫千金狙ってる人には残念な町ですが、確実にビザの日数稼げればいい、のんびり田舎暮らしを楽しみたい方やワインやサーフィン楽しみたい方にはぴったりな場所だと思うのでどこのファームに行くか悩んでいる人は是非マーガレットリバーも候補に入れてみて下さいね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )